7,500人
ゼロトラストで保護されたユーザーの数
35%
インフラ コストの削減率
4.53/5
従業員の満足度
課題
データ センターを中心に構築された従来のセキュリティ スタックでは、クラウドファーストのデジタル トランスフォーメーションに対応するための拡張が不可能
ファイアウォールやVPNなどの従来のセキュリティ アプライアンスでは、新しいSD-WANネットワークの再設計に対応するための十分なアジリティーが不足
古いVPNアプライアンスでは、世界中に分散したハイブリッド ワーカーのリモート接続の効果的な保護が困難
採用したアプローチ
- SD-WANに対応する、インターネットへの直接接続の展開:インフラを合理化し、パフォーマンスを改善
- VPNからゼロトラスト アクセスへの移行:世界中のユーザーが安全にプライベート アプリケーションにアクセスできるようにすることで、あらゆる場所で作業できる環境を構築
- 高度なユーザー エクスペリエンス モニタリング機能の活用:従業員とのコラボレーション ツールの機能を最適化
成果
セキュリティ スタックの簡素化:データ センターの利用を減らし、インフラ全体にかかる費用を削減
シームレスなアウトバウンドとインバウンド接続の確保:ハイブリッド勤務のユーザー グループが対象(そのうち25%はフル リモート勤務)
ヘルプデスクのチケットの削減および問題解決の加速:エンドユーザーのエクスペリエンスを向上させて、管理負荷を軽減
Primetals Technologies の概要
鉄鋼生産を専門とする冶金プラント ソリューションのグローバル リーダー
業界:
ハイテク
本社:
英国、ロンドン
Size:
7,500人以上の従業員
事例の詳細
インターネットを中心とした職場環境を目指して
Primetal Technologiesは、世界的な冶金プラント ソリューションのリーダーとして、常にイノベーションを追求しています。未来志向の鉄鋼生産分野での先進的な取り組みを通じて、金属産業の技術革新に貢献することを企業使命としています。
その先駆的な精神は、社内の業務プロセスにも反映されています。同社のIT部門は業務と生産関連のプロセスをクラウドに移行し、インターネットを中心とした職場環境を目指しました。その際、最適なユーザー エクスペリエンスを得るためにはインターネットへの直接接続が不可欠であることを認識しました。
Primetals Technologiesでバックエンドおよびクラウド ソリューションの責任者を務めるRalph Deleja-Hotko氏は次のように話します。「インターネットへの直接接続は、クラウド サービスへのアクセスにおいて最も効率的で安全かつコスト効率の高い方法です。クラウドへの移行を進める過程で、これまでデータ センターで一元管理されていたセキュリティ スタックを最新化する必要がありました。この目標を達成するための鍵となったのが、Zscaler Zero Trust Exchange (ZTE)です」
同社の信頼できるテクノロジー パートナーであるT-Systemsは、ArubaのSD-WANとクラウドベースのインターネット セキュリティを組み合わせた包括的な改革を提案しました。この推奨に従い、IT部門はネットワーク構造の再設計を開始し、SD-WANを活用してインターネットへの直接接続を可能にするとともに、データ センターに集中していたセキュリティ ハードウェアをクラウドベースのZTEプラットフォームに置き換えました。
情報およびサイバーセキュリティの責任者を務めるNorbert Modl氏は次のように話します。「SD-WANの導入に伴い、従来のセキュリティ スタックを廃止し、それに代わるソリューションを導入する必要がありました。そのため、クラウドへの移行が自然な選択肢となりました」
ハイブリッド ワーク モデルの加速
Primetals Technologiesは、ブラジルから欧州、中東、日本に至るまでの新しいプラントのプロジェクト計画、組み立て、試運転に携わっています。顧客が世界中に分散しているため、従業員の多くが頻繁に出張し、現地で作業を行っています。COVID-19パンデミックによって在宅勤務が求められるようになると、従業員の約4分の1がリモート ワークを開始しました。この突然の変化が、ハイブリッド ワーク モデルを導入する大きなきっかけとなったのです。
ハイブリッド環境の基礎を築くために、同社はMicrosoft TeamsやMicrosoft 365などのSaaSアプリケーションに移行しました。ネットワークにリモートでアクセスする従業員が増えるにつれて、従来のVPN接続ではトラフィックのバックホールが増大し、中央のインターネット接続にボトルネックが発生するようになりました。IT部門は帯域幅の急増を防ぎ、リソースにシームレスに接続したいというユーザーの要求を満たす方法を見つける必要があると認識しました。
パンデミックによって最終的にクラウド アプリケーションへの移行が加速すると同時に、ネットワークの再設計やITセキュリティも推進されました。
「Zscalerを計画的に導入したことで、遅延やパフォーマンスの問題だけでなく、リモート ワーカーの不満も解消できました」(Deleja-Hotko氏)
Zscalerとのパートナーシップによる未来の保護
新しいクラウド プラットフォームにより、Primetals Technologiesは包括的なゼロトラスト アプローチを導入し、同社の戦略の重要な柱を強化しています。
たとえば、Zscalerを活用することで、M&Aで加わった新たな従業員を迅速にオンボーディングできます。ZPAにより、ネットワーク全体を移行することなく、業務に不可欠なリソースへのアクセスが提供されます。同社はすでに、このマイクロセグメンテーション アプローチを他の分野にも拡大する計画を進めています。
「将来的には、1つのグローバル データ センターに統合し、それ以外のインフラはすべてクラウドに移行する予定です。ゼロトラストにより、私たちはより迅速で柔軟な対応が可能になるでしょう」(Ralph Deleja-Hotko氏)
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