Zscalerの製品とソリューションに関するよくある質問と回答を紹介します。クラウド セキュリティやゼロトラストなどに対するZscalerの革新的なアプローチとあわせてご確認ください。
このFAQは2025年7月現在の情報です。
製品
サイバー脅威対策
Zscaler Cyberthreat Protectionは、高度なマルウェア、ランサムウェア、フィッシング、ゼロデイ攻撃を防ぎます。AIによる脅威検出、リアルタイムのトラフィック検査、サンドボックスを通じて、悪意のあるアクティビティーを特定してブロックします。統合された脅威インテリジェンスと行動分析を活用し、予防的な防御を可能にすることで、すべての環境にわたってユーザー、アプリケーション、データを保護します。
Zscalerのプラットフォームは、AIによる脅威検知、リアルタイムのトラフィック検査、高度なURLフィルタリングを活用し、悪意のあるリンクやメールベースの攻撃、ランサムウェアのペイロードがユーザーに到達する前にブロックすることで、ランサムウェアやフィッシングから保護します。さらに、サンドボックスと行動分析を通じて、新たな脅威の検出から軽減までを確実に行います。
Zscaler Advanced Threat Protectionは、マルウェア、ランサムウェア、フィッシング、ゼロデイ攻撃などの高度なサイバー脅威から保護するクラウド型ソリューションです。AIによる脅威検出、サンドボックス、リアルタイムのトラフィック分析などの高度な技術を駆使して、悪意のあるアクティビティーを特定してブロックし、ユーザー、デバイス、アプリケーション全体にわたる総合的なセキュリティを提供します。
Zscaler ThreatLabzは、脅威ハンティング、世界的な脅威環境の分析、高度な保護機能の開発に特化した、セキュリティ専門家、研究者、エンジニアからなるグローバル チームです。ThreatLabzは、脅威に関する継続的な研究と行動分析、調査、高度な脅威対策のための新しいプロトタイプ モジュールの開発を通じて、何千もの組織を保護しています。また、セキュリティ監査を実施し、業界全体と調査結果を共有することで、より安全なインターネット環境の実現を目指しています。
Zscaler Cyberthreat Protectionは、APIを介してシームレスに統合され、主要なSIEM、SOAR、EDR、およびアイデンティティー ソリューションとの相互運用が可能です。これにより、組織は運用を中断することなくセキュリティ態勢を強化でき、新たなセキュリティ環境および従来のセキュリティ環境のどちらにおいても、一貫した脅威の検出、合理化されたワークフロー、統一されたポリシーの適用が保証されます。
Zscaler Zero Trust Exchange (ZTE)
Zscaler Zero Trust Exchangeは、ゼロトラスト アーキテクチャーをサービスとして提供するクラウド ネイティブ プラットフォームです。安全なAny-to-Any接続を提供するインテリジェントな交換機として機能し、顧客の従業員、拠点、クラウドにゼロトラストを適用します。Zero Trust Exchangeは、ITリソースへのアクセスをコンテキストとリスクに基づいて管理し、最小特権アクセスの原則を施行します。Zscaler Zero Trust Exchangeの詳細はこちら
Zscaler Zero Trust Exchangeは、VPNやファイアウォールで構築された境界型アーキテクチャーとは異なり、セキュリティと接続をネットワークから切り離します。このプラットフォームは、ネットワークではなく、ITリソースへの直接アクセスをビジネス ポリシーに基づいて提供します。このアプローチにより、パブリックIPの排除による攻撃対象領域の最小化、すべての暗号化されたトラフィックの大規模な検査による侵害の阻止、アプリへの直接アクセス提供によるラテラル ムーブメントの防止、そしてすべてのデータ漏洩経路にわたる漏洩のブロックが実現します。プラットフォームの詳細はこちら
Zscaler Zero Trust Exchangeは、CrowdStrike、Okta、AWS、Microsoftなどの大手プロバイダーのセキュリティおよびビジネス ソリューションとシームレスに統合できます。アイデンティティー フェデレーションとシングル サインオンに対応して、アクセス制御とユーザー管理を強化するほか、エンドポイントでの侵害と対応を補完してエンドツーエンドのゼロトラスト セキュリティを実現します。さらにSAPなどのビジネスクリティカルなERPアプリへの安全なアクセスもサポートし、Zoomなどのコラボレーション プラットフォームを最適化することも可能です。
はい、Zscalerのクラウド ネイティブなZero Trust Exchangeプラットフォームは、VPNなしでセキュア リモート アクセスを実現します。このプラットフォームは、コンテキストとリスクに基づいて、許可されたユーザーとその他のエンティティーをアプリケーションに直接接続し、バックホールを行ったりネットワーク アクセスを拡張したりせずに、きめ細かなアクセス制御を提供します。これにより、VPNやネットワーク中心のアーキテクチャーに伴う遅延の問題とリスクが解消されます。セキュア リモート アクセスの詳細はこちら
Zscaler Zero Trust Exchangeは、ファイアウォールとVPNで構築された境界型セキュリティの脆弱性を克服するゼロトラスト アーキテクチャーを通じてビジネス リスクを軽減します。このプラットフォームは、管理が容易なクラウド型アーキテクチャーを活用して、従来のネットワークとセキュリティのポイント製品のコストと複雑さを解消します。また、ユーザーの生産性を高め、安全なデジタル トランスフォーメーションを実現することで、組織のアジリティーを大幅に向上させます。プラットフォームの詳細はこちら
Zscaler Internet Access (ZIA)
Zscaler Internet Accessは、世界で最も導入されているセキュリティ サービス エッジ(SSE)ソリューションです。Zscaler Zero Trust Exchange経由ですべてのユーザーをルーティングすることで、高速で安全なインターネット アクセスを提供します。ZIAは、トラフィック検査による脅威の検知、セキュリティ ポリシーの施行、情報漏洩の防止を実施し、従来のネットワーク アプライアンスなしでインターネットとアプリケーションへの安全なアクセスを確保します。ZIAの詳細はこちら
Zscaler Internet Access (ZIA)は、世界最大のセキュリティ クラウドからAIを活用した保護を提供するという点で、従来のセキュアWebゲートウェイとは異なります。ゼロトラスト アーキテクチャーに基づいて構築された完全なクラウド ネイティブ ソリューションであるZIAは、インターネットとSaaSのすべてのトラフィックに対してインライン検査を実施します。従来のネットワーク アプライアンスとは異なり、グローバルに拡張してすべてのユーザー トラフィックを検査し、データセンター経由のバックホールを不要にすることで、インターネットとアプリケーションへの安全なアクセスを実現します。これにより管理は簡素化され、より高速で包括的な保護が提供されます。ZIAの詳細はこちら
Zscaler Internet Accessは、完全なTLS/SSL検査を大規模に実行して、パフォーマンスを妨げることなく隠れた脅威を検出します。柔軟なポリシー、大規模な暗号化、ロールベースのアクセス制御によってデータのプライバシーを保護します。機密データは決して保存されないため、プライバシー規制の順守が保証されます。ZIAのクラウド ネイティブ アーキテクチャーにより、ユーザー エクスペリエンスに影響を与えることなく効率的な検査が可能になります。ZIAの詳細はこちら
Zscaler Internet Access (ZIA)は、暗号化されたトラフィックを含むすべてのユーザーのトラフィックをリアルタイムで検査する高度な情報漏洩防止(DLP)機能を通じてデータ漏洩を防ぎます。ZIAは、機密データを特定し、コンプライアンス ポリシーを施行するとともに、不正な共有や不正な宛先への転送をブロックします。ZIAのクラウド ネイティブ アーキテクチャーは、パフォーマンスを損なうことなくシームレスな保護を実現します。ZIAの詳細はこちら
Zscaler Private Access (ZPA)
Zscaler Private Access (ZPA)は、アプリケーションをインターネットに公開することなく、アイデンティティーとコンテキストに基づいてユーザーをプライベート アプリケーションに安全に接続するゼロトラスト ネットワーク アクセス(ZTNA)のソリューションです。ZPAを導入することで、VPNが不要となるだけでなく、攻撃対象領域が減少し、ユーザー エクスペリエンスが向上します。また、IT部門のネットワーク運用とアクセス管理も簡素化されます。ZPAの詳細はこちら
Zscaler Private Access (ZPA)は、ユーザーをネットワーク上に配置せずに、アイデンティティーとビジネス ポリシーに基づいてプライベート アプリケーションに直接接続させることで、ゼロトラスト ネットワーク アクセス(ZTNA)を実装します。アプリケーションはZscaler Zero Trust Exchangeプラットフォームの背後に隠されるため、インターネットから不可視化されます。認証されたユーザーと許可されたアプリの間にインサイドアウト接続を確立することで、IPの公開を防ぎます。ZPAの詳細はこちら
Zscaler Private Access (ZPA)は、クラウド ネイティブの独自のゼロトラスト アーキテクチャーを通じてユーザーをプライベート アプリケーションに安全に接続させることで、VPNを不要にします。アイデンティティーベースのゼロトラスト アプローチを通じて、IT管理の効率化とより高速でセキュアなリモート アクセスを実現します。ZPAの詳細はこちら
Zscaler Private Access (ZPA)は、ネットワークを公開することなくユーザーをアプリケーションに安全に接続させるため、VPNに代わる強力な選択肢となります。ゼロトラストの原則に基づいて構築され、VPNが抱えるセキュリティ上、運用上の弱点に対処するZPAは、現代の企業にとって安全性が高く使いやすいソリューションです。VPNとは異なり、バックホールを排除し、遅延を軽減することに加え、ラテラル ムーブメントを防止し、グローバルに拡張します。ZPAの詳細はこちら
Zscaler Private Access (ZPA)は、VPNなしでプライベート アプリケーションへの安全なゼロトラスト アクセスを提供するのに対し、Zscaler Internet Access (ZIA)は、トラフィック検査を通じて脅威を検知し、ポリシーを施行することで、インターネットとSaaSアプリケーションへのアクセスを保護します。この2つを組み合わせることで、場所を問わずに、ユーザーとアプリケーションに安全かつ包括的なゼロトラスト アクセスを提供できます。
データ セキュリティ
Zscaler Data Securityは、インライン トラフィック、クラウド環境、エンドポイント全体に包括的な情報漏洩防止を提供します。AIによる高度な分類技術と統一ポリシーを使用して、生成AI、ユーザーの偶発的な行動、および悪意のあるデータの持ち出しによるリスクからシームレスに保護します。詳細はこちら
Zscalerは、高度なDLPを含むリアルタイムのデータ セキュリティを活用することで、GDPRなどのデータ プライバシー規制の順守をサポートします。ポリシー施行を通じて不正なデータ アクセスや転送を防ぎ、監査対応のための詳細なログ記録とレポートを提供します。また、機密データを保存せずに分析することでユーザーのプライバシーを確保します。GDPRコンプライアンスについての詳細はこちら
Zscaler DLPは、SSL全体にわたるすべてのトラフィックをリアルタイムで検査して、データ漏洩を防止します。コンテンツ認識型のポリシーを使用した機密データの特定と保護、不正な共有や転送のブロック、規制要件の順守をサポートします。Zscalerのクラウド ネイティブ ゼロトラスト アーキテクチャーは、スケーラブルで効率的かつシームレスなデータ セキュリティを実現します。Zscaler DLPの詳細はこちら
Zscalerは、TLS/SSLで暗号化されたトラフィックを含めてリアルタイムでインライン検査を行うことで、クラウド アプリと生成AIに高度な保護を提供します。きめ細かなポリシー制御により、シャドーITとアクセスを完全に可視化して制御します。SaaSやIaaS環境内の保存データに対しては、APIを利用して不適切な共有、データの漏洩、設定ミスなどのリスクを特定して軽減し、包括的なセキュリティ管理を実現します。詳細はこちら
Zscaler Data Securityは、あらゆる場所のすべてのデータ チャネルにわたって機密データの保護と規制順守を優先する、コンテンツ認識型の柔軟なポリシーを施行します。組織は、ユーザーの役割、データの種類、ビジネス ワークフローに基づいてポリシーを調整できます。クラウド ネイティブに設計されたこのプラットフォームでは、独自のセキュリティ要件に合わせて適応したり拡張したりすることが可能です。詳細はこちら
クラウド セキュリティとSSE (セキュリティ サービス エッジ)
Zscalerのセキュリティ サービス エッジ(SSE)プラットフォームは、サイバー脅威から保護しながらアプリとデータへの安全なアクセスを提供するクラウド ネイティブ ソリューションです。独自のスケーラブルなゼロトラスト アーキテクチャーを通じて、一貫した安全なインターネット アクセスとプライベート アプリケーション アクセス、およびすべてのユーザー、デバイス、場所での高度なデータ保護を提供します。Zscaler SSEの詳細はこちら
Zscalerは、SWG、CASB、ZTNAをクラウド ネイティブなSSEプラットフォームに統合し、インターネットやSaaS、プライベート アプリケーションへのすべてのアクセスでシームレスなセキュリティを確保します。この統一されたアプローチにより、管理の簡素化やスケーラビリティーの強化、一貫したポリシー施行が可能になるため、組織にとって効率的かつ包括的なセキュリティ ソリューションとなります。ZscalerのSSEの詳細はこちら
Zscalerは、SWG、CASB、ZTNA、FWaaSといった中核的なセキュリティ機能と、環境内のパフォーマンスの維持を支援するためのデジタル エクスペリエンス管理(DEM)を統合した、包括的なクラウド ネイティブSSEプラットフォームを提供します。スケーラブルなアーキテクチャーと一貫したポリシー施行を通じて、アプリケーションとデータへの安全かつシームレスなアクセスを確保し、常にセキュリティ サービス エッジ市場のリーダーとして評価されています。Zscaler SSEの詳細はこちら
Gartnerが定義するSSEとは、アイデンティティーと組織のポリシーに基づいて、インターネット リソース、SaaS、プライベート アプリケーションへのアクセスを制御することで、承認されたユーザーのみを適切なリソースに接続させる仕組みを指します。Zscalerはこの考え方をさらに進化させ、ゼロトラストをあらゆる領域に拡張します。そしてSSEのメリットをさらに拡大し、ユーザー、拠点、クラウドで一貫したセキュリティを確保できるようにします。
Zscalerは、アクセスを保護し、リアルタイムでデータ検査を行い、ラテラル ムーブメントを防止するZero Trust Exchangeプラットフォームを通じて、SaaSアプリケーションとクラウド ワークロードを保護します。機密情報を保護しながら脅威と不正アクセスをブロックするポリシーを施行することで、マルチクラウドとSaaS環境全体に包括的なセキュリティを提供します。詳細はこちら
パフォーマンスとアーキテクチャー
Zscalerクラウドへのトラフィックは、Zscaler Client Connectorエージェント、PACファイル、GRE/IPsec/DTLSトンネルなどの方法を使用してルーティングされます。これらの方法により、ユーザー トラフィックはZscaler Service Edgeを通じてセキュリティ ポリシーが施行されるため、安全な接続が確保されます。また、特定のアプリケーションをバイパスするオプションもサポートしています。
Zscaler Client Connectorは、デバイスをZscaler Zero Trust Exchangeプラットフォームに接続させる軽量のエンドポイント エージェントです。トラフィックをZscaler経由でルーティングし、検査、ポリシー施行、Webアプリやプライベート アプリへのアクセス保護を行うことで、シームレスなセキュリティを実現します。すべてのデバイスで動作し、VPNや複雑な設定を必要とせずに一貫した保護を提供します。
Zscalerは、世界中に160以上のデータ センターを展開しています。主要な地域に戦略的に配置することで、低遅延の接続とシームレスなスケーラビリティーを実現しています。これらのデータ センターはZscaler Zero Trust Exchangeの基盤として、あらゆる場所のユーザーに高速で安全なアクセスを提供し、世界中で一貫したセキュリティを確保します。 Zscalerのデータ センターの地図はこちら
Zscalerは、世界中に分散されたAI活用型のプラットフォームを通じて低遅延を保証します。ユーザー トラフィックは最寄りのデータ センターにルーティングされ、高速の接続が実現します。主要なインターネット エクスチェンジの何百ものパートナーとのピアリングにより、アプリケーションまでの距離が短縮され、世界中のユーザーに最適なパフォーマンス、スケーラビリティー、信頼性の高い高速アクセスが提供されます。
Zscalerのソリューションはクラウドファーストで設計されており、主要なパブリック クラウドやGovCloud環境で利用できます。規制順守やその他の理由でローカルのデータ センターに展開する必要がある場合も、それに適したソリューションが用意されています。
ソリューション
ユーザー向けのゼロトラスト:拡大するデジタル ワーク環境の保護
ハイブリッド ワークやリモート ワークを効果的に保護するには、VPNを必要とせず、アイデンティティーベースの安全なアプリケーション アクセスを提供する、クラウド ネイティブなZscaler for Usersが不可欠です。Zscalerは、すべてのトラフィックを検査し、脅威をブロックしながら、ポリシーを施行することで、一貫したセキュリティを実現するため、場所やデバイスを問わずに高速かつシームレスなユーザー アクセスが可能となります。詳細はこちら
リモート ワーク環境の保護には、VPNに依存せずにアプリケーションへの安全なアイデンティティーベースのアクセスを提供するZscaler for Usersが最も効果的です。Zscalerは、すべてのトラフィックをリアルタイムで検査し、きめ細かなセキュリティ ポリシーを施行し、脅威をブロックすることで、リモートで働く従業員に対して、シームレスで安全なエクスペリエンスを提供します。詳細はこちら
ゼロトラストは、アプリケーションへのアイデンティティーベースのアクセスを確保し、ネットワークが公開されないようにすることで、リモート ユーザーを保護します。Zscalerは、ユーザーとデバイスの信頼性を継続的に検証し、ラテラル ムーブメントをブロックするほか、すべてのトラフィックを検査して脅威を検出します。こうしたアプローチで、リソースへの安全な直接接続を提供し、リモート ユーザーのシームレスなエクスペリエンスを実現しながらセキュリティを強化します。詳細はこちら
VPNは、過度に広範なネットワーク アクセスを許可し、サイバー攻撃やラテラル ムーブメントによるリスクを増大させるため、リモート ワークのセキュリティには不十分です。トラフィックをバックホールするため、遅延やユーザー エクスペリエンスの低下を招きます。Zscalerが提供する最新のゼロトラスト ソリューションとは異なり、VPNはきめ細かな制御を欠いており、ハイブリッド ワーク環境における高度な脅威から保護できません。詳細はこちら
プライベート アプリケーションは業務に欠かせない存在であるものの、ローカル ユーザーに暗黙の信頼を付与すると、過剰な特権アクセスによってリスクが増大します。リスクを抑えるには、オフィスやオンプレミスのユーザーを含む全員に最小特権アクセスを施行することが重要です。クラウドベースのゼロトラスト ネットワーク アクセス(ZTNA)は、分散型の組織にとって最も安全でスケーラブルなソリューションです。
拠点向けのゼロトラスト:拠点と工場の近代化
Zscaler Zero Trust Exchangeプラットフォームは、従来のMPLS、SD-WAN、VPNソリューションを、インターネットとクラウド アプリへの安全な直接アクセスにリプレースし、拠点の接続を安全に近代化します。Zscalerは、統合されたセキュリティ、最適化されたパフォーマンス、クラウドからのポリシーの施行を提供し、拠点におけるコストとラテラル ムーブメントのリスクを削減しながら、シームレスな接続を確保します。
工場のネットワークにおけるSD-WANとMPLSの違いは、柔軟性とコスト効率にあります。SD-WANでは、インターネットへの直接アクセス、最適化されたクラウド接続、一元管理が可能で、コストと複雑さが軽減されます。一方、MPLSは高額で、適応性もそれほど高くありません。スケーラブルで安全かつ俊敏な接続を必要とする現代の工場には、SD-WANが適しています。
ゼロトラスト アプローチを使うとスマート ファクトリーのIoT/OTデバイスを保護できます。Zscaler OT/ IoT Segmentationは、デバイスの分離、ラテラル ムーブメントの防止、きめ細かなポリシーの施行を行います。クラウド ネイティブ プラットフォーム上に構築されており、脅威を検知するためトラフィックを継続的に監視し、アプリへの安全なアクセスを提供します。これにより、重要なシステムを保護しながらリスクを軽減し、運用の継続性を確保します。
分散した拠点のネットワークのための最も効果的なセキュリティ モデルは、Zscaler Zero Trust Exchangeを使用したゼロトラスト アプローチです。このアプローチは、統合された脅威対策とポリシーの施行によってインターネットとクラウドへの安全な直接アクセスを提供し、従来のハブ&スポーク アーキテクチャーをリプレースします。Zscalerプラットフォームは、コスト削減と運用の簡素化を実現し、拠点全体のパフォーマンスを向上させます。詳細はこちら
セキュア アクセス サービス エッジ(SASE)フレームワークが現代の工場にとって重要なのは、ネットワークとセキュリティをクラウド型モデルに統合し、IoT/OTデバイスに安全で効率的な接続を提供するためです。SASEは工場や分散した環境において、攻撃対象領域を削減し、一貫したゼロトラスト ポリシーを施行するほか、運用の回復力を確保します。
クラウド向けのゼロトラスト:マルチクラウド導入の加速
マルチクラウド戦略を採用する最も安全な方法は、すべての環境にわたってアクセスを制御し、ワークロードを保護するゼロトラスト アーキテクチャーを実装することです。Zscalerなどのソリューションを使用することで、ワークロードへのアイデンティティーベースのポリシー施行、アプリケーション分離、リアルタイムのトラフィック検査を実施できます。これにより、通信の保護とマルチクラウド展開全体での一貫したポリシー施行が確保されます。
従来のファイアウォールは、ネットワークレベルの広範な信頼を確立しますが、これには脅威のラテラル ムーブメントを促進する固有の性質があります。ゼロトラスト アーキテクチャーは、ワークロードのIPアドレスを決して公開しません。ワークロードは検出不能になり、不正アクセスから効果的に隔離されるため、このリスクが排除されます。
ゼロトラスト ワークロード セグメンテーションを実装することで、AWS、Azure、GCP間でセキュリティを確保できます。Zscalerプラットフォームは、ワークロードの分離、アイデンティティーベースのポリシーの施行、クラウド間のすべてのトラフィックの検査により、不正アクセスとラテラル ムーブメントを防ぎます。これにより、アプリケーションのパフォーマンスとスケーラビリティーを維持しながら、マルチクラウド環境全体の通信の安全が保証されます。
クラウドではワークロードのセグメンテーションが重要です。分離することでラテラル ムーブメントを阻止し、脅威の「影響範囲」を小さくできるためです。Zscalerのマイクロセグメンテーションは、ワークロードの通信を必要なものだけに制限するアイデンティティーベースのポリシーを施行します。これにより、攻撃対象領域の縮小、セキュリティの強化、コンプライアンスの確保が実現できると同時に、動的で分散したクラウドでの管理が簡素化されます。
マルチクラウド セキュリティ管理を簡素化する最も安全な方法は、一貫したポリシーの施行、トラフィックの監視、すべてのクラウド環境にわたるワークロードの保護を行う統合プラットフォームを使用することです。Zscaler Zero Trust Cloudなどのソリューションは、ゼロトラストの原則を統合し、複雑さを軽減し、マルチクラウド戦略の堅牢なセキュリティを確保しながら、一元的な可視性と制御を提供します。
ゼロトラストのAIセキュリティ:AIの安全な活用
承認されたAIツールだけでなくシャドーAIに対しても完全な可視性、きめ細かな制御、そして堅牢なデータ保護を提供するZscaler GenAI Securityを使用すると、ChatGPTやMicrosoft CopilotなどのパブリックAIツールを安全に採用できます。Zscalerのソリューションを導入することで、組織はAIを安全に導入できる環境を構築しながら、コンプライアンス リスクを軽減し、AI関連のデータ侵害を防ぎ、AIの潜在能力を最大限に引き出して生産性を向上させることができます。
生成AIは、シャドーAI (未承認ツールの使用)をはじめとするさまざまなセキュリティ リスクを職場にもたらすうえ、データ処理方法が不透明であることからコンプライアンスとセキュリティ リスクの原因にもなります。適切な管理がなければ、AIツールと共有された機密データや専有データは多くの場合回復不能となり、組織は恒久的なデータ漏洩や規制違反の危険にさらされます。こうしたリスクにより、データを保護しコンプライアンスを確保するためのより強力な安全対策が一層求められています。詳細はこちら
使用されているすべてのAIアプリケーション、プロンプト、AIの使用傾向を表示できるクラウド セキュリティ制御を使用して、AIアプリの使用状況を監視および制御します。Zscalerは、数百もの主要なAIアプリケーションを追跡し、毎月数十ものアプリケーションを追加することで、包括的かつ最新の状況に対応しています。これらはすべてすぐに使用できるため、シームレスなAIの可視化が可能です。
AIガバナンスにより、組織全体でAIシステムが安全かつ倫理的に使用されることが保証されます。データの誤用を防止し、規制要件を順守し、セキュリティ リスクを軽減することが重要です。効果的なAIガバナンスがあることで、機密情報が保護され罰則を回避できるとともに、AIが稼働するシステム全体において責任あるAIの導入が可能となります。
堅牢なアクセス制御、リアルタイムのトラフィック検査、高度な情報漏洩防止(DLP)を実装することで、AIの誤用や悪用から機密データを保護できます。AIとのやり取りを監視して不正なデータ共有や悪意のあるまたは機密性の高いプロンプト、有害なコンテンツを検出することで、AIソリューションの導入と使用時におけるコンプライアンス確保、リスクの軽減、機密情報の保護を実現します。詳細はこちら
統合データ セキュリティ
DLPとCASBでは、重点を置く領域が違います。DLPはすべてのデバイスとネットワークで機密データの不正な共有を防ぎます。一方CASBは、アクセス制御と脅威対策によってクラウド アプリケーションの使用を保護します。Zscalerなどの統合プラットフォームは、両方を組み合わせて包括的なデータ セキュリティとクラウド セキュリティを提供します。
トラフィックの検査、ユーザー アクティビティーの監視、きめ細かなセキュリティ ポリシーの施行を実施する高度な情報漏洩防止(DLP)テクノロジーで、クラウド アプリとデバイス全体でデータ漏洩を防止できます。これらのツールは、機密情報の不正な共有を特定してブロックします。Zscalerなどのソリューションが提供するリアルタイムの保護により、データの安全と規制の順守を確保できます。
高度な情報漏洩防止(DLP)、リアルタイムのトラフィック検査、きめ細かなアクセス制御により、SaaSアプリケーションの機密データを保護できます。Zscaler SaaS Security Posture Management (SSPM)などのソリューションは、データ フローを監視し、不正な共有を検出します。さらに、コンプライアンス ポリシーを施行して、エンタープライズSaaSプラットフォームの安全な導入と使用を促進します。
ネットワーク トラフィック、アプリケーションの使用状況、Webアクティビティーを詳細に可視化するツールを使用して、シャドーITと未承認のアプリを検出します。これらのソリューションは、不正なアプリケーションを特定し、それに伴うリスクをリアルタイムで評価します。Zscalerなどのプラットフォームは、ポリシーを施行し、危険なアプリをブロックし、組織全体のコンプライアンスを確保するのに役立ちます。シャドーITの管理についての詳細はこちら
トラフィックの監視、ユーザー、デバイス、場所全体への統一されたルールの適用、不正なデータ共有のブロックを行う集中型セキュリティ プラットフォームを使用することで、データ保護ポリシーを一貫して施行できます。Zscalerプラットフォームのようなソリューションは、リアルタイムのトラフィック検査とポリシーの施行を統合し、機密データの保護と、さまざまな環境にわたるコンプライアンスの維持を実現します。
セキュリティ運用の近代化
Zscalerは、組織のすべてのセキュリティ ツールからデータを集約し、関連する問題をまとめ、修正が必要な問題に優先順位を付け、AIを活用したプラットフォームでリアルタイムに対応できるようにすることで、SecOpsの負担を軽減します。Zscalerは、主要なセキュリティ機能の統合、ワークフローの合理化、手動による介入の削減により、セキュリティ部門が重要なタスクに集中できるようにします。一元的な可視化とレポート機能により、複雑な環境でのセキュリティ運用を効率化します。
Zscalerは、あらゆるソースからの資産データを重複排除して統合することで、組織が包括的かつ正確な「ゴールデン レコード」の資産インベントリーを作成できるよう支援します。この可視性により、安全でない資産をすばやく特定し、一貫性のあるセキュリティとコンプライアンス ポリシーを施行できます。また、すべての資産が基準を満たすまでの間に、セキュリティ上の問題を事前に解消することも可能です。
Zscaler Security Operationsは、すべてのセキュリティ ツールからエクスポージャーを集約し、ビジネス コンテキスト、実際の悪用可能性、既存のセキュリティ制御に基づいて優先順位を付けることで、重要なリスクを明確化します。自動化されたワークフローによって効率的な修復が可能になるため、重大な問題を最大80%削減しながら、真のビジネス リスクにすばやく対応できるようになります。
Zscaler Data Fabric for Securityは、複数のツールを結びつけ、他のソリューションでは検出できない脅威を特定します。Zscalerと150を超えるサードパーティー ソースからのデータを集約して相関させることで、組織の環境全体で情報を整理し、無関係なツールの「ノイズ」を削減できるようになります。資産エクスポージャー、脆弱性情報、リアルタイムのリスク データは自動的に統合され、一元的に表示されるため、担当部門はコンテキストが豊富で即座に対応可能なインサイトを活用して、迅速にセキュリティ ギャップに対処できます。また、手動更新が必要なBIツールやデータ レイクに依存することなく、保護状態を維持できます。
従来のセキュリティ運用(SecOps)は、断片的なデータ、コンテキストに基づくインサイトの欠如、そして重大な脆弱性に対する不十分な優先順位付けにより、十分な効果を発揮できていません。予防的な脆弱性管理とリアルタイムの脅威対応を組み合わせることで、リスクを基にした統一的なアプローチが実現し、サイバー リスクを削減しながらROIを向上させることができます。Gartnerは、「2028年までに、SOCデータをエクスポージャー情報で強化した組織は、脅威の評価精度の改善と迅速なインシデント対応が可能になり、サイバー攻撃の頻度と影響を50%削減できる」と予測しています。