エーピーコミュニケーションズ山根さんが語るACEの使命: 「エンジニア目線で切り拓くゼロトラストの可能性」

ACEプログラムは、技術に裏付けされた活躍や実績が評価されたエンジニアを認定するZscalerのパートナープログラムです。ACE認定者のエーピーコミュニケーションズ山根さんはエンジニア視点での革新的な取り組みを通じて、ゼロトラストの未来を切り拓いています。独自の技術とスピード感でZscaler製品を展開し、さらなる可能性を追求する山根さん。その活動内容と、熱意が、日本市場に大きな影響を与える背景を伺いました。

技術の魅力を伝える地道な取り組み

エーピーコミュニケーションズでは、山根さんがゼロトラスト製品の技術検証や情報発信に率先して取り組んでいます。その活躍の数々を語っていただきました。

吉村: ACEとしての活動について、具体的にどのような取り組みをされていますか？

山根さん:
「ゼロトラスト事業を始めた頃は私一人で活動していましたが、徐々に案件が増えてくるにつれ、仲間を集めて組織的な活動に移行しました。製品選定においては、Zscalerのソリューションの良さや可能性を自ら検証し、その結果をお客様や業界全体に広める取り組みを行っています。

例えば、ブログを通じて『Zscalerのここが良い』という情報を発信し続けています。こうした情報発信活動はすでに数年間継続していますが、製品の利点への理解を深めてもらう上で大きな役割を果たしていると感じています。また、社内に検証環境を構築し、新しい機能や製品をいち早く試すことで、より効果的な提案を行えるよう努めています。」

独自の技術力で「未来の接続」を試みる

山根さんは常に新しい技術を追い求め、その成果は業界や製品導入における試みに生かされています。特に自作の技術が生み出した結果は、注目に値します。

吉村: 検証環境での活動について、具体的にどのような工夫をされていますか？

山根さん:
「検証環境内では、自社で『なんちゃってブランチコネクター』のようなものを開発した経験があります。これは、Zscaler製品の機能が不足していた当時、お客様のニーズを満たすために独自で工夫した取り組みでした。

たとえば、ZIAに簡単に接続できるルーターをお客様が必要としていたので、そのような仕組みを開発し、それをお客様に提案しました。そのようなこともあって、その後、Zscalerから正式な機能であるブランチコネクターがリリースされた際、一足早く検証を行うことができました。現在も製品の検証と展開を促進する活動を続けています。このフットワークの軽さと技術力はエンジニアチーム全体に広がっており、スピード感を持って活発に動ける環境を作り上げています。」

認定資格への挑戦と学びの成果

認定資格の取得は、個人の技術力を伸ばし、信頼を得るための重要な要素となっています。山根さんが感じる資格取得の意義と、その影響を伺いました。

吉村: Zscaler認定資格について、どのような体験や成果を得られましたか？

山根さん:
「私は約3年前にZscalerの認定資格を初めて取得しました。当時は全て英語での試験だったため、相当なハードルがありました。しかし、それを乗り越えることで、技術的な理解が深まりました。

最近では資格制度が刷新され、試験内容や形式が変わったため、再挑戦することになりました。実は一度試験で落ちたことがあるのですが、その際に理解不足の領域が分かったことで学び直しの機会を得ました。集中して復習した結果、再挑戦で合格できたときの達成感は非常に大きかったです。資格を取得する過程そのものが、自分自身の成長に繋がっています。

また、社内でも資格取得の取り組みを牽引してきました。我々の部署ではほぼ全員がZscalerの資格を取得しており、社内でも累計で300名以上の資格取得者を輩出しています。これはエンジニアの技術力を基盤とした会社文化があっての成果だと思っています。資格の取得は単なる目標ではなく、それを通じて学び、成長し続ける姿勢が次なるビジネスの基盤になっています。」

パートナー認定による期待と可能性

エーピーコミュニケーションズは最近Zscalerのパートナー認定を受けたばかり。今後のビジネス拡大に向けた期待を語っていただきました。

吉村: Zscalerパートナー認定によるビジネス面での影響についてお聞かせください。

山根さん:
「パートナー認定をきっかけに新しい案件や提案機会が増えてくることを期待しています。

今後は、パートナー認定が提供する信頼性を生かして、新しいクライアントとの関係構築を進めたいと思っています。また、提案のプロセスを効率化しながら、より幅広い顧客への製品導入を進めるための準備をしています。Zscalerのパートナー認定は、私たちが『ゼロトラストの専門家』としての地位を示す重要な要素です。これを踏まえて、認定を活用したビジネス機会を来年以降にさらに拡大したいです。

さらに、認定を受けたことで他のパートナー企業とも活発な交流ができるようになり、共同提案や情報共有の場を作るチャンスも増えました。こうしたお互いに助け合うエコシステムが大きなビジネス効果を生む鍵になると感じています。」

楽しみながら技術を追求するエンジニア文化

山根さんが語るエーピーコミュニケーションズの職場文化は、「楽しむ」ことが根底にあります。エンジニアの視点で深く考え、試し、学ぶ姿勢はZscaler製品の成功にも大きく貢献しています。

「私たちはエンジニア目線で物事を考え、技術の魅力を伝えることでゼロトラストの価値を切り拓いていく会社です。楽しみながら技術を追求する姿勢が、Zscalerとのパートナーシップにも非常にフィットしていると思います」と語る山根さん。

その取り組みと情熱が、エーピーコミュニケーションズとZscalerの明るい未来を描き出していくことでしょう。