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ノックス 海老原さんが語るACEの使命: 「クラウドセキュリティ黎明期から続く挑戦と貢献」
ACEプログラムは、技術に裏付けされた活躍や実績が評価されたエンジニアを認定する、Zscalerのパートナープログラムです。ACEである海老原さんは、Zscalerにとって長年のパートナーでもあります。2009年のクラウドセキュリティ黎明期から現在に至るまで、約16年間にわたり日本市場でのZscaler製品の普及に尽力していただいております。その経験を活かし、現在もチームを牽引し続ける海老原さんの活動内容、思い、そして未来への期待を伺いました。

長きにわたる取り組みの足跡
Zscalerがクラウドセキュリティの先駆者として市場に参入した初期段階からの海老原さんの関わりは、日本市場の成長の裏側を紐解く上で欠かせません。その活動の経緯を語っていただきました。
吉村: Aceとしての活動について、具体的にどのような経験や取り組みがあったか教えてください。
海老原さん:
「私がZscalerに関わり始めたのは2009年からで、日本市場での製品取り扱いを開始した初期の段階でした。当時はクラウドという概念そのものが信用されず、お客様に提案しても門前払いされることが多かったのを覚えています。それでも普及活動を続ける中で、徐々に製品の理解が進み、クラウドの価値が認められるようになってきました。
その後、日本市場でZscalerが再出発を遂げた2017年以降の変化は非常に印象的でした。Microsoft 365の普及などが火付け役となり、クラウド型セキュリティが注目されるようになり、利用が急増しました。市場の変遷を見届けながら、私自身も時代のニーズに合わせて活動を進化させてきました。」
チームで取り組む新たな役割
クラウドセキュリティの黎明期にお一人で活動を支えてきた海老原さんは、現在ではチームでの取り組みにフォーカスしています。その変化と今の立場についての考えを伺いました。
吉村: 現在はどのような役割を担っているのですか?活動スタイルが変化しているとのことですが、具体的にはどういった面がありますか?
海老原さん:
「最初は私一人でZscaler製品に関するすべての活動を行っていました。案件の管理から普及活動までほぼ全てを担っていました。しかし、現在は役割が変化し、チーム全体をまとめる立場へと移行しています。
例えば、他のメンバーをフロントに出しながら、社内で知見や情報を共有し合う仕組みを作っています。また、パートナー向けに資料を作成し、検証結果を分かりやすくまとめて提供する活動も行っています。個人というよりは、チームとして成長し、成果を出すことに重点を置いています。」
認定資格の重要性と影響
多様な技術者を抱えるノックスでは、海老原さんを中心として認定資格に積極的に取り組んでいます。その意義と実際の効果についてお話しいただきました。
吉村: 認定資格取得の取り組みについて、どのような考えや影響を感じていますか?
海老原さん:
「認定資格の取得は非常に重要だと考えています。特に主要メンバーに関しては、資格をしっかり取得し、専門性を高めるようにしています。私は自ら率先して資格を取得することで、多くのプロセスを自分の手で経験するよう心がけています。
資格取得のメリットとしては、製品導入や運用フェーズのトラブルシューティングに役立つ情報が得られる点です。とはいえ、現実的には資格だけでなく、実際の案件で技術を活用することで、理解が何倍にも深まると感じています。そのため、資格取得の後に実務経験を積むことが重要ですね。」
パートナーシップ強化の可能性
パートナーとして長い歴史を持つノックスは、Zscalerとの連携を深め、提案やデリバリーの品質向上に努めています。その取り組みや未来への期待について語っていただきました。
吉村: Zscalerとのパートナーシップを活かした活動や、その効果についてはどのように考えていますか?
海老原さん:
「Zscalerのパートナーとして、提案から運用、さらにサポートまで、すべてのフェーズに関わり続けてきました。我々が重要視しているのは、各フェーズでリアルな情報を収集し、それを正確に整理した上でパートナーやお客様に提供していくことです。この過程を通じて製品への理解を高め、適切に活用するための環境を支えることができています。例えば、トラブルシューティングや運用上の注意点を具体的に共有することで、導入後のスムーズな利用を支援しています。
また、新しい機能や最新情報が頻繁に更新される中で、それらが実際に顧客環境でどのように動作するのか、我々自身で検証しています。なるべく他のパートナー企業やお客様に先駆けて結果をまとめることで、それをもとに信頼性の高い提案やデリバリーを行うことが可能となっています。具体的には、『この機能は実際にはこういう使い方で効果的だった』というような実績を、パートナーの皆様とリアルタイムで共有しています。」
さらにZscalerの技術者向けのイベントについても、海老原さんは非常に高い評価をしています。
「技術者が中心となるイベントは営業寄りの場とは内容が異なり、実際に製品を使いこなし、深い技術的課題を議論できる場です。閉じた環境で行われる技術セッションでは、製品の内部構造や具体的なトラブル事例など、普段はなかなか聞けない情報を共有したり議論したりすることができるのが魅力です。」
海老原さんは、こうしたイベントのスタイルにさらなる充実を期待しています。
「Zscalerがパートナーを招待するイベントにエンターテインメント要素を少し加えて開催することも、参加者のモチベーションを高める大きな要因になっていると思います。たとえば、セッション後にリラックスして交流できる場があると、技術的な学びと楽しさの両方を感じられるので、非常に良いサイクルが生まれます。こういう取り組みが増えることで、各社の技術者同士の連携もさらに深まるでしょう。」
ACEとして未来を切り拓く
クラウドセキュリティの先駆者として日本市場を支えてきた海老原さん。その活動は、技術的な普及だけでなく、ノックス内でのチーム文化や情報活用を通じてZscalerとの関係を次の段階へと進めています。
「16年にわたりこの事業に携わる中で、多くの変化を経験しましたが、この市場の可能性はまだまだ広がっていると感じています。技術を深く理解し、的確な情報を提供することで、日本のクラウドセキュリティをさらに前進させたいです」と語る海老原さん。
その長年の経験と熱意が、これからの日本のクラウドセキュリティを牽引し続けることでしょう。
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